LINE公式アカウントは、管理画面の「権限管理」から認証用URLを発行してメンバーを招待すると、1アカウントにつき100人まで複数人で管理できます。権限は「管理者」「運用担当者」「運用担当者(配信権限なし)」「運用担当者(分析の閲覧権限なし)」の4種類で、スタッフごとに別のIDで招待し、役割に合う権限を渡します。以下は、LINEヤフーの公式マニュアルと学習サイトに書かれている範囲の整理です。
この記事でわかること
- 4つの権限の違い: メンバーの追加や権限の変更ができるのは管理者だけです。プラン変更や支払いを扱う「利用と請求」も管理者だけが操作できます。
- 招待URLのつまずき: 認証用URLは発行から24時間で失効し、1回の発行で有効なのは1人だけです。開けないときに確かめる順番をまとめました。
- 複数人・複数店舗の運用: チャットの担当者、入力中の表示、グループ機能を使うと、返信のかぶりと店舗ごとの二度手間を減らせます。
LINE公式アカウントは複数人で管理できる|1アカウント100人まで
LINE公式アカウントは、権限の種類を問わず1アカウントに100人までメンバーを登録して、複数人で管理できます。
LINEヤフーの権限設定マニュアル(2026年4月24日更新)には、「ログインユーザーを追加することによって、複数メンバーで管理画面の運用ができるようになります」とあります。店長が1人で運用してきたアカウントを、スタッフや本部、外注先と分担できます。
上限は次のとおりです。「1人が管理できる数」と「1つのビジネスIDで作れる数」は別の上限です。
| 対象 | 上限 | 出典 |
|---|---|---|
| 1アカウントに登録できるメンバー | 100人(権限の種類を問わない) | 権限設定マニュアル |
| 1人のユーザーが管理できるアカウント | 100個 | 権限設定マニュアル |
| 1つのビジネスIDで作成できるアカウント | 100個(認証済・未認証を問わない) | LINEヤフー for Business コラム |
| 1つのグループに所属できるアカウント | 5,000アカウント | グループマニュアル |
| 1つのアカウントが所属できるグループ | 100グループ | グループマニュアル |
| 1人のユーザーが管理できるグループ | 100グループ | グループマニュアル |
| 1つのグループを管理・運用するメンバー | 50人(アカウントのメンバー100人とは別枠) | グループマニュアル |
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同時にログインできる。ただし、IDとパスワードを1つにまとめて共有しない
複数の端末から同時にログインできますが、スタッフ一人ひとりを別のIDで招待するほうが管理の機能が働きます。
LINEヤフー for Businessのコラム(2026年8月28日更新)は、LINE公式アカウントには複数の端末から同時にログインでき、本部の社員がメッセージを作っている間に、店舗の社員が同じアカウントで顧客対応をすることもできると説明しています。
一方で、店長のIDとパスワードをスタッフ全員に教えて1つのログインを使い回すと、公式の機能のうち次の3つが働かなくなります。
- 権限を人ごとに分けられない。全員が店長と同じ権限で操作することになります。
- チャットの「入力中」の表示が出ない。公式マニュアルでは、別々のビジネスIDでログインしたときだけ表示されます。
- 辞めた人だけを外せない。パスワードを変えて、残る全員に知らせ直すことになります。
個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、アクセス制御の手法の例として「ユーザーIDに付与するアクセス権により、個人情報データベース等を取り扱う情報システムを使用できる従業者を限定する」ことを挙げています。1人に1つのIDで招待する運用は、この考え方に沿います。
4つの権限と、それぞれができること
権限は管理者・運用担当者・運用担当者(配信権限なし)・運用担当者(分析の閲覧権限なし)の4種類です。
LINEヤフーの公式学習サイト「LINEヤフーマーケティングキャンパス」は、4つの権限を次のように説明しています。管理者は、メンバーの追加や権限の変更を行う「メンバー管理」をはじめ、すべての機能を使えます。運用担当者は、メンバー管理以外のすべての機能を使えます。運用担当者(配信権限なし)は、メッセージ配信とLINE VOOMの投稿、メンバー管理が使えません。運用担当者(分析の閲覧権限なし)は、「分析」ページの閲覧とメンバー管理に制限があります。
これに加えて、プランの変更や支払いを扱う「利用と請求」メニューは、公式マニュアル(2026年3月25日更新)で「管理者権限ユーザーのみ利用可能」とされています。未認証アカウントの認証リクエストも、公式マニュアルでは管理者が行う操作です。公式に書かれている項目だけで並べると、次の表になります。
| 権限 | メンバー管理 | 利用と請求(プラン・支払い) | メッセージ配信・LINE VOOM投稿 | 「分析」ページの閲覧 | 公式が挙げる向く人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 管理者 | ○ | ○ | ○ | ○ | 統括する本社の社員、店長、運用リーダー |
| 運用担当者 | × | × | ○ | ○ | 実際に運用する現場スタッフ |
| 運用担当者(配信権限なし) | × | × | × | ○ | 友だち数の推移や配信結果の分析を担当する人 |
| 運用担当者(分析の閲覧権限なし) | × | × | ○ | × | 配信などの運用を外部に委託し、実数値は見せたくない場合 |
キャンパスは運用担当者を「メンバー管理以外のすべての機能」としていますが、利用と請求はマニュアルで管理者のみとされているため、表2は×にしています。
役割ごとの渡し方|店長・現場スタッフ・分析担当・外注
渡す権限は、メンバーを追加する人か、配信する人か、分析を見せてよい人かの3つの問いで決まります。
招待する人ごとに次の順で問いを当てると、渡す権限が1つに決まります。
公式キャンパスの例では、統括する店長や本社の担当者は管理者、現場スタッフは運用担当者、分析の担当者は配信権限なし、配信を委託して実数値は見せたくない場合は分析の閲覧権限なしです。どの運用担当者にもメンバー管理と利用と請求は付かないので、外注先がメンバーを増やしたりプランを変えたりすることはできません。
管理者は2人以上置き、全員には渡さない
メンバーの追加や権限の変更は管理者しかできないため、管理者は2人以上に絞って置きます。
公式の記載で管理者だけの操作とされているものには、メンバー管理、利用と請求、未認証アカウントの認証リクエストがあります。管理者が1人だけだと、その人が退職や休みでログインできないとき、招待も、権限の削除も、支払いの変更もできる人がいなくなります。店長と本部の担当者のように、2人以上に持たせておきます。
反対に、全員を管理者にするのも避けます。「すべての機能」を使えるのは管理者で、アカウントの設定画面には削除の操作もあります。アカウントの削除について、公式マニュアルは「削除をすると元に戻すことはできません」「新しいアカウントに友だちを引き継ぐことはできません」と書いています。管理者は、支払いとメンバーの出入りに責任を持つ人だけに絞るのが、4つの権限を用意している意味です。
メンバーを追加する手順|認証用URLを発行して1人ずつ招待する
メンバーの追加は、管理者が認証用URLを発行し、追加したい人へメールなどで1人ずつ送って行います。
管理画面(PC)で追加する
PCの管理画面では「設定」>「権限管理」>「メンバーの追加」からURLを発行します。
公式の権限設定マニュアルに書かれている手順は次のとおりです。
- 管理者のアカウントで管理画面にログインし、「設定」>「権限管理」を選ぶ
- 「メンバーの追加」をクリックし、「URLを発行」を選ぶ
- 発行された認証用URLを、追加したい人へメールなどで共有する
- 受け取った人がURLを開いてログインし、認証を済ませる
すでに権限を持っている人の種類は、リストの「変更」から変えられます。
管理アプリ(スマホ)で追加する
スマホの管理アプリでは「設定」>「権限」>「メンバーを追加」から権限を発行します。
管理アプリでも、メンバーの追加、権限の確認と変更ができます。公式マニュアルでは、メニューの名前がPCの「権限管理」ではなく「権限」、ボタンが「メンバーの追加」ではなく「メンバーを追加」と書かれています。
なお、複数店舗のアカウントをまとめる「グループ」の作成と設定は、公式マニュアルでWeb版の管理画面でのみ可能とされています。
招待URLが開けないときに確かめる3つ
招待URLが開けないときは、発行からの時間、使い回し、相手側のメールアドレス設定の3つを確かめます。
公式マニュアルには、認証用URLについて3つの注意書きがあります。
- 発行から24時間たっていないか。 認証用URLは発行から24時間で失効します。
- 同じURLを2人目に送っていないか。 1回の発行で有効なのは1人だけで、使い回しはできません。3人を招待するなら、URLを3回発行して1人に1本ずつ送ります。
- 招待される人がメールアドレスを設定しているか。 公式マニュアルは、追加されるユーザーも、LINEログインのためのメールアドレス設定をしておく必要があるとしています。
ほかに、メンバーが100人、招待される人の管理アカウントが100個に達していないかも確かめます。
退職・異動・外注の終了で権限を外す
スタッフの退職や外注の契約終了のときは、その人の権限を管理者がメンバーのリストから削除します。
1人ずつ別のIDで招待していれば、辞める人の分だけを外せ、残るメンバーのログインには影響しません。
権限の変更と削除は、管理者がメンバーのリストから行う
権限の変更も削除も、管理者が「権限管理」のメンバーのリストから行います。運用担当者にはできません。
公式の権限設定マニュアルには、「すでに権限を所有しているメンバーは、メンバーのリストから権限の変更や削除が可能です」とあります。メンバーの追加や権限の変更を行う「メンバー管理」は、公式キャンパスの説明で管理者だけに付く機能です。退職や契約終了が決まったら、管理者に伝える流れを決めておきます。
外すときに、あわせて見直す項目です。
- メンバーのリストに、今は運用に関わっていない人が残っていないか
- 辞める人がチャットの担当者になっているチャットが無いか(担当者を付け替える)
- 辞める人が管理者だった場合、残る管理者が1人以上いるか
2段階認証の必須化で、ログイン用メールを誰が受けるかを決めておく
共用のメールアドレスでログインしているなら、認証メールを受け取る人を決めておきます。2段階認証が必須になったためです。
LINEヤフーのお知らせ(2026年3月17日)によると、メールアドレスとパスワードでログインする「ビジネスアカウント」は、2026年4月30日から2段階認証をオフにできなくなり、6月30日には2段階認証がオフの人に対してメール認証を自動で有効にする、というスケジュールです。LINEアカウントなど、ほかの方法でログインしている場合は対象外です。認証の手段には、メール認証のほかに認証アプリ、SMS、バックアップコードがあります。
オフだった人は6月30日以降ログイン時にメール認証が必要になるので、店舗の共用メールアドレスでビジネスアカウントを作っている場合は、その認証メールを誰が受け取るのかを決めておく必要があります。スタッフごとに自分のメールアドレスで招待していれば、認証メールは本人に届き、辞めた人の権限を外せば、その人のメールアドレスで入ることもなくなります。
複数人でチャットに返すとき、返信がかぶらないようにする機能
複数人でチャットに返すときは、担当者、担当フィルター、要対応、入力中の表示の4つを使います。
公式のチャットマニュアル(2026年8月18日更新)に書かれている機能と、タグ・ノートの上限をまとめました。
| 機能 | 何ができるか | 複数人運用での使い方 |
|---|---|---|
| 担当者 | チャットごとに担当のメンバーを設定。未設定なら最初にチャットを送ったメンバーが担当者 | 誰がそのお客様に返すかを決める |
| 「担当」フィルター | 自分が担当者のチャットルームだけを表示 | 各自が自分の受け持ちだけを見る |
| 要対応 | チャットの要対応をオン・オフし、要対応のチャットだけを表示 | すぐ返せない問い合わせを残して引き継ぐ |
| 入力中の表示 | 別のユーザーが入力中の状態と、そのユーザー名を表示 | 同時に書きかけていないかを見る(別々のビジネスIDのときだけ表示) |
| タグ | 作成は無料で5個・チャットProで300個。1人に付けられるのは無料で1個・チャットProで30個 | 対応状況や来店区分をスタッフ間でそろえる |
| ノート | チャットルームごとに無料で1件・チャットProで最大1,000件 | 前回のやり取りの要点を次の人へ残す |
人が返すチャットの数を減らす自動返信はLINE自動返信の作り方|応答メッセージとAIチャットボットの設定手順・優先順位【2026年最新】で、タグで配信先を絞る方法はセグメント配信とは?LINE公式アカウントの絞り込み3種と人数条件・やり方で解説しています。
チャットごとに担当者を決める。未設定なら最初に送った人が担当者
チャットには担当者を設定でき、設定していなければ最初にチャットを送信したメンバーが担当者になります。
公式マニュアルによると、担当者はチャット画面で登録済みのメンバーから選んで保存するだけで設定でき、あとから編集もできます。チャットの一覧で「担当」を選ぶと、自分のアカウントが担当者に設定されたチャットルームだけが表示されます。
担当者を決めずに運用すると、最初に返事をした人が自動で担当者になります。問い合わせの種類で担当を分けたいなら、最初の返信の前に設定しておきます。スタッフが1つのIDを共有していると、担当者として表示されるのもその1つのIDなので、誰が受け持っているかを画面で分けられません。
入力中の表示は、別々のIDでログインしたときだけ出る
ほかのメンバーの入力中の表示は、複数人が別々のビジネスIDでログインしているときだけ出ます。
公式のチャットマニュアルは、別のユーザーがチャットに入力中の場合、入力中の状態と入力しているユーザー名が表示されるとしたうえで、「複数人が別のビジネスIDでログインしている場合にのみ、入力状態が表示されます(同一のビジネスIDでログインしている場合は表示されません)」と注記しています。
すぐに返せない問い合わせには「要対応」を使います。公式マニュアルは要対応のオン・オフについて、営業時間外の問い合わせですぐに回答できない場合や、管理者が複数人の場合に使うよう案内しています。閉店後の相談を要対応にしておき、翌朝の担当者が一覧から返す、という引き継ぎができます。
複数店舗・複数アカウントを管理するなら|分けるか、グループでまとめるか
LINE公式アカウントを店舗ごとに複数持つなら、グループ機能で束ねて一括で配信や設定ができます。
ここで扱うのは、事業者がLINE公式アカウントを複数持つ場合です。LINEヤフー for Businessのコラムによると、1つのビジネスIDで作成できるLINE公式アカウントは、認証済・未認証を問わず最大100個です。
店舗ごとにアカウントを分けると、全店共通のお知らせは店舗の数だけ作ることになります。コラムは飲食チェーンの例で、全店舗共通のメッセージはグループ機能で配信し、店舗ごとの施策はそれぞれのアカウントから配信する運用を紹介しています。グループで運用するときは、グループ側にも次の4つの権限があります。
| グループの権限 | できること(公式コラムの説明) |
|---|---|
| グループ管理者 | グループアカウントの管理やグループユーザー管理を含めた、すべての機能 |
| グループ運用管理者 | グループアカウント管理とグループユーザー管理以外の、すべての機能 |
| グループ運用担当者(送信権限なし) | メッセージやLINE VOOMの一括配信が使えない |
| グループ運用担当者(分析権限なし) | 分析情報の閲覧ができない |
グループ機能で、店舗のアカウントにまとめて配信・設定する
グループを作ると、所属する店舗のアカウントへメッセージやクーポンなどをまとめて作成・配信できます。
公式のグループマニュアル(2026年4月20日更新)の手順では、Web版の管理画面のアカウントリストで「グループ」タブを選び、「作成」をクリックします。グループ名を付け、「追加」から所属させるアカウントを選んで作成します。1つのグループには5,000アカウントまで所属でき、1つのアカウントが所属できるグループは100までです。管理者権限のアカウントを持たないユーザーは、グループを作成できません。
マニュアルは、グループ機能ではアカウント単体とほぼ同じ操作で、メッセージやLINE VOOMなどを一括で作成・投稿できるとしています。ただし、LINE VOOMへの同時投稿ができない、予約配信は同時に100件まで、といった差分があります。
グループの権限を持つ人がいなくなると、グループに入れなくなる
グループの権限を持つユーザーがいなくなると、そのグループにはアクセスできなくなります。
公式のグループマニュアルには、「グループの権限を所持しているユーザーがいない場合、そのグループへはアクセスすることができなくなります」という注意書きがあります。グループを管理・運用するメンバーは50人まで登録でき、グループの作成時にはメンバーを追加できないので、作成したあとに登録します。アカウント単体の管理者と同じく、グループの権限も本部の担当者1人だけに持たせず、2人以上に付けておきます。
また、グループの権限を持つユーザーが、グループに含まれる各アカウントのチャットを使えるかどうかは、グループの設定で選びます。マニュアルでは、「許可する」を選んだ場合に、グループの権限を持つユーザーがグループ内のアカウントのチャットを利用できるとされています。
顧客情報を扱うスタッフや外注に権限を渡す前に決めること
権限を渡す前に、誰に、どの権限を、いつまで渡すかを1枚に書き出しておきます。
個人情報保護法は、事業者に対して、個人データの安全管理のために必要な措置(第23条)、個人データを扱う従業者への監督(第24条)、個人データの取り扱いを委託した先への監督(第25条)を求めています。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、アクセス制御として、担当者と取り扱う個人情報データベース等の範囲を限定するために適切なアクセス制御を行うことを挙げています。
LINE公式アカウントの権限でいえば、次の3つを決めて書き出すことが、これにあたります。
- 誰に: 招待する人の名前、所属(自社のスタッフか外注先か)、招待に使うメールアドレス
- どの権限を: 表2と図解1で決めた権限。外注先に分析の数字を見せるかどうか
- いつまで: 退職、異動、外注の契約終了のときに、管理者の誰が権限を外すか
この一覧をメンバーのリストと定期的に照らし合わせます。外部ツールに顧客データを預ける場合の考え方は、LINE CRMとは?無料でできる顧客管理とCRMオプション・ツールの選び方の「導入前に決める3つ」で扱っています。
複数店舗の予約・配信を1つの管理画面で持つなら|エールス
複数のLINE公式アカウントの予約や配信を1つの管理画面で扱いたいなら、エールスが選択肢になります。
エールスは、LINE公式アカウントにつないで使う予約・顧客管理のサービスです。機能ページでは、1つの基盤で複数のLINE公式アカウントを運用する「マルチテナント管理」を掲げ、テナント(アカウント)間のデータは完全に分離され、「スーパー管理者」と「テナント管理者」の2つのロールと、改ざんできない監査ログを標準で備えるとしています。一斉配信についても、テナントが分離されているため、他のアカウントの友だちに送信されることはないと説明しています。
料金は、Freeプランが月額0円(1テナント)、Proプランが月額10,000円(年払いなら100,000円)で、Proではテナントを無制限に管理できます。いずれも税別です。予約の仕組みが要らず、1つのアカウントを数人で回すだけなら、LINE公式アカウントの権限とグループ機能で足ります。リマインドなどでLINEから送るメッセージの通数料金は、各店舗のLINE公式アカウントの契約に沿って別にかかります。LINE公式アカウント側の料金の数え方はLINE公式アカウント 料金|無料200通の数え方とプランの選び方【2026年10月改定対応】で、機能の一覧はエールスの機能一覧で、プランの違いはエールスの料金プランで確認できます。
よくある質問
LINE公式アカウントを複数人で管理するときに確かめておきたい7つの質問に、公式マニュアルの記載をもとに答えます。
Q. LINE公式アカウントは何人で管理できますか?
A. 権限の種類を問わず、1アカウントにつき100人までメンバーを登録できます。1人のユーザーが管理できるアカウントは100個までです。このほか、アカウントがグループに含まれていると、グループの権限を持つユーザーも、権限に応じて各アカウントの設定変更やメッセージ配信を行えると公式マニュアルにあります。どのグループに含まれ、誰がそのグループの管理者かは、PCの「設定」>「権限管理」>「グループ」で確認できます。
Q. 複数人が同じアカウントに同時にログインできますか?
A. できます。LINEヤフー for Businessのコラムは、複数の端末から同時にログインでき、本部と店舗の社員が同時に同じアカウントを操作できると説明しています。反対に、1人で複数のアカウントを管理している場合は、同時に開くのではなく切り替えて操作します。PCの管理画面では、左上のアカウント名から「すべてのアカウント」を選ぶとアカウントリストが開き、そこで切り替えられます。
Q. 招待URLを送ったのに、相手が開けません。なぜですか?
A. 認証用URLは発行から24時間で失効し、1回の発行で有効なのは1人だけです。時間がたったURLや、別の人にすでに使われたURLは開けません。失効したURLや使われたURLを有効に戻す方法は公式マニュアルに書かれていないので、管理者が「URLを発行」からもう一度出し直し、24時間以内に開いてもらいます。
Q. 運用担当者の権限で、有料プランの変更や支払いはできますか?
A. できません。公式マニュアルでは、プランの変更や支払いを扱う「利用と請求」メニューの操作は管理者権限のユーザーだけが利用できるとされています。同じメニューにあるチャットProオプションの購入・解約、インボイス情報(会社・事業者名)の登録、お支払い履歴の確認も、同じく管理者だけの操作です。経理の担当者に請求書を確認してもらう場合も、管理者の権限が必要になります。
Q. 配信を外注するとき、どの権限を渡せばいいですか?
A. 配信の結果など分析の数字を見せたくない場合は「運用担当者(分析の閲覧権限なし)」、分析まで任せる場合は「運用担当者」です。公式キャンパスは、配信などの運用を外部に委託しながら実数値は見られたくない場合に、分析の閲覧権限なしが適しているとしています。どちらもメンバー管理はできません。外注先の担当者が複数いるなら、URLを1人1本ずつ発行します。外注先の1人が管理できるアカウントは、ほかのクライアントの分も含めて100個までです。
Q. スタッフが退職したら、何をすればいいですか?
A. 管理者が「権限管理」のメンバーのリストから、その人の権限を削除します。その人が担当者になっているチャットがあれば担当者を付け替え、辞める人が管理者だった場合は、残る管理者が1人以上いることを確かめます。複数店舗をグループで運用していて、その人がグループの権限を持っていたなら、ほかにグループの権限を持つ人がいるかも確認します。誰もいなくなると、そのグループにはアクセスできなくなります。
Q. 複数店舗のアカウントに、まとめて同じメッセージを送れますか?
A. 送れます。Web版の管理画面でグループを作り、店舗のアカウントを所属させると、グループからメッセージを一括で作成・配信できます。グループを作れるのは、管理者権限のアカウントを持つユーザーです。サービス対象国・地域が異なるアカウントは同じグループに追加できない点と、グループからの配信ではテスト配信ができない点に注意します。グループ画面からは、所属する全アカウントの友だち追加用QRコードを一括でダウンロードすることもでき、ファイルは作成後24時間ダウンロードできます。
まとめ
権限を決め、1人ずつ別のIDで招待し、チャットの担当者を決める。この順で複数人の運用が回ります。
1アカウントに100人まで登録でき、メンバー管理と利用と請求は管理者だけの操作です。管理者は2人以上に絞り、現場のスタッフは運用担当者、分析担当は配信権限なし、数字を見せたくない外注先は分析の閲覧権限なしにします。
次にやることは3つです。表2と図解1で、招待する人ごとに渡す権限を決めて書き出す。管理者が「権限管理」からURLを1人1本ずつ発行して招待する。チャットの担当者と要対応の使い方をスタッフでそろえる。店舗ごとにアカウントが増えてきたら、グループ機能で全店共通の配信をまとめ、グループの権限も2人以上に持たせます。
参考情報
- 権限設定(LINE公式アカウント 公式マニュアル)
- 設定の「権限管理」から運用メンバーを追加する(LINEヤフーマーケティングキャンパス)
- 利用と請求(公式マニュアル)/アカウント設定(公式マニュアル)
- LINE公式アカウントを複数作成・管理する方法(LINEヤフー for Business コラム)
- グループ(公式マニュアル)
- チャット(担当者・要対応・入力中の表示・タグ・ノート、公式マニュアル)
- ビジネスIDにおける2段階認証の必須化のお知らせ(2026年3月17日)
- 個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)(個人情報保護委員会)
- エールス 機能一覧/エールス 料金プラン